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カズマはまだ半分眠っている。
俺が肩にかけたシャツに腕を通したまでは良かったが、ボタンも閉めずに布団になだれ込む。
そしてまた眠りの世界へと旅立とうとする。
「カズマ! おい、カズマ!」
「ぐー……」
起きてほしいカズマはぐっすり。
眠っていてほしい新木は落ち着かなげにモゾモゾと足の指を動かしている。
「ああ、どうしたらっ……どうしたらいいんだよ、この状況……」
時間が経てばたつほど、穏便に事を済ませることはできなくなりそうだ。
だとすると、道はもう一つしかなさそうだ。
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