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◆ ◆ ◆
「カズマ、起きろ」
すっぽんぽんのまま眠っている彼の腹を揺すってみる。さっきかけてやったバスタオルは遥か遠くに投げ捨てられていた。そんなに全裸がいいらしい。
「カズマっ!」
昨夜あんまり暴れすぎて疲れ切ってるのか、ぜんぜん起きる気配がない。
わき腹のぷにぷにのお肉を少し力をこめてつまんでやっても無反応。
痛がるどころか、幸せそうに鼻の穴を膨らませ、ふひふひと笑ってやがる。
新木と決別して、なにからなにまで思いのまま。さぞかし大満足なんだろう。
「しょうがねぇな……」
しかし、こっちにも秘策がある。
耳元に唇を寄せ「おはよ。カズマ」と優しく声をかけてから、頬にキス。
「──んはっ! おはよーございまあすっ!」
一発でお目々バッチリ起床。
そのまま首に絡みついて、コアラみたいにぴったりと密着。そのまま布団になだれ込もうとするカズマの作戦をオレはきっぱりと拒んだ。
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