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自然な行動2
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【千秋】
まさかの展開…
いつかはこうなる………そう予感はしていた
何となく…ずっとそばに居た冬弥が、俺には当然だったのもあるけれど
「は///千秋、千秋…」
「あ…///ん、…はぁ………んっ冬弥」
何度も名前を呼ばれる
いつもの穏やかな声じゃない、余裕のない、俺を激しく求める熱っぽい声だ
汗が顔にかかるほどに動きが荒くなってくる
「や……ぁ…ダメぇ………もぅ、イク…っ」
冬弥自身を強く締め付けた
その途端、お腹の中が温かくなる…冬弥も達したんだ…
荒い息が耳元を刺激する
「冬弥…好き…///」
素直に声に出す想い
「うん…俺もずっと前から好きだった…」
愛されることがこんなにも幸せだったなんて…
いつから好きだったのかなんて、もう覚えていないほど満たされる…
その後の俺たちは、お互いの気持ちを伝え合って、恋人同士になったんだけど…
「ねぇ、この間また声掛けられただろ…スキがあるんじゃないの…」
「ん?いつの話?」
「撮影に行く前だょ…ああいうのヤダ…」
撮影に行く前、待ち合わせた場所で、冬弥が女性2人と楽しそうに話をしていた
何となく声を掛けれなくて、遠くからその様子を見ていた俺
去り際に、名刺のような物を渡されていた冬弥
女性が去った後で近く
そんな俺の姿を見つけ、嬉しそうに手を振る…
ついほころぶ顔も、さっきのことを思い出して曇ってしまう
あぁ、ダメだ俺
ヤキモチ妬くのはいつも俺の方だ
性格の問題もあるのかもしれないが、基本冬弥はぼんやりとしていて、見た目にも穏やかだ
顔立ちも丹精で、多分…塩顔男子ってやつだ
そのせいか、今流行りのなんとか女子の目に止まるらしく、俺と歩いていても普通に声をかけられる
そのたびに余裕のない俺はモヤモヤしてしまうわけで……
「俺には千秋だけだよ?」
「そ、そうだけどっ」
「ふふ、大丈夫だって、俺は千秋さえ居てくれたらそれでいいんだよ」
切れ長の目が笑うと更に細くて…
さっきまでイラついていた心を温かく包む…
そして、いつも欲しい言葉を伝えてくれる冬弥
「愛してるよ千秋…」
だから…それ、ズルくない?
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