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お泊まり会8
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【冬弥】
懐かしい昔話に花を咲かせ、自分がとんでもない告白をしていたことに今さらながらに気づく
「な、なんかこれ…恥ずかしいんだけどっ」
本当に今頃なんなのw
自分で突っ込むも現状は変わらない
学生時代の話なんてもう……
千秋に誤解されたくなくて始めたけれど、こんなので千秋の機嫌が直るなんて甘くないよなぁ…
真っ赤になった顔をパンパンと叩き、改めて向き合う俺
「千秋…あの時はみんな居たし、ちゃんと断って、俺はずっと千秋だけを見てた!もちろんこれからもだけど…」
多分かなり赤くなっている
だって顔がめちゃくちゃ熱いから
わかっていてもコントロールの聞かない身体
素直になる方が楽だわ…
「俺はさ、千秋に惚れたの、わかる?ずっと見てたんだから、わかってよ…ね?」
目の前に、やっと手にいれた恋人がいる
ずっと好きだった相手が、自分の恋人になってくれた事実
絶対に離さないよ………絶対にっ
「うん///俺を選んでくれてありがとう///」
目尻の涙を拭いながら、嬉しそうな顔で俺を見つめる
…あ…………
やっと触れたかった身体にしがみついた
「く、苦し……はっ」
「ごめ…なんかちょっと気持ちが…千秋…好きだよ…どうしようもなく好きなの…わかって」
少しだけゆるめた腕
逃げ出さないか不安だった
だって千秋はいつも………
「ふぅ、苦しかったぁ…冬弥、俺だって好きだもん、わかってるから…ねぇもぅそろそろ………しよ?」
待ちきれない身体
お互いに乱暴に服を脱いで抱きしめる
「好きにして…///」
深夜なのに、睡魔よりも欲望が勝る……
まだまだ俺ら若いよ!
求める気持ちが絡み合って、素直に欲しいものを欲しいと言い合える時間
「千秋…俺のこと…」
「愛してるよ?何度でも言うから///」
やっと落ち着いた頃には既に夜明けを迎えていた
そして、どこからともなくいい香りが漂う
「おはよ~夏生早いね?何作ってんの?」
料理の得意な夏生が、エプロン姿で朝食の準備をしていた
陽人も千秋も寝ている
起きたらきっと喜びそうな朝食だ
「おはよう!どう?俺の力作wこれね、陽人が好きなんだぁ」
「そうなんだ、美味そうだな!夏生はいい嫁さんになりそうだ」
「だろぉ?陽人といつか……」
男同士でもそうなる日が来るといいなって、お互いに口には出さずとも思う
せっかく作ってくれた夏生の朝食をみんなで食べたくて、まだ寝ていた2人を起こしに行った
「千秋……おはよっ」
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