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形勢逆転
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【陽人】
こんなこともあろうかと、仕込んでおいた必須アイテム
「卑怯だぞ!お前ら、立場わかってんのか!」
まだ強気な3人に、息を切らせたマネージャーが到着した
「ハァハァ間に合った?あ、どうも。そう言うことなんで、今回の件はおさめてもらえませんかね?」
ここまでくるとさすがに言い返せないのか、言葉を繋げることが出来ない
俺たちも今にも放送を始めようかと準備を始める
「や、止めろ!わかったから!ナツオさんの件は無しでいいから、じゃあお前達帰るぞ」
「え、パパ?わ、わかったわよ、ほら、あんたも行くわよ!」
男の方は頭が上がらないらしく、ヘコヘコしながらついて行く
俺たちもそれなりに覚悟をしていたので力が抜ける
「ふぅ…これってもういいってことなのかな?」
マネージャーも今回の件は多分大丈夫だと言っていた
とは言え、まだやることがあるらしく、マネージャーはバタバタと手続きをしに行った
あっという間の出来事
何かのドッキリみたいで、疲労感も半端なかった
夏生も安心したのか、俺の後ろでへたり込む
「夏生、終わったよ?帰ろっか」
手を差し出すと、少しだけ涙目の夏生……あ…
こんな目で見られると、訳もなく奥底からなにやら湧き出す欲望…
「夏生、愛してる」
「えっ、陽人」
抱きしめる俺を、冬弥も千秋も特に突っ込むこともなく温かく見守る
「よぉし、帰ろっか!」
本当に、なんと言うか…
夏生の引っ越しもこれで無くなる
という事は………
そして、無事に帰った俺たち
2人は買い出しがあるとかで寄り道をするって言ってた
「なぁ夏生…」
「ん?」
「実況中は仕方ないし、色々あるけどさぁ…」
なかなか本題に入れないw
「えっと、つまり、」
焦れったかった
「俺、普段は陽人の家に居ても…いいの?」
さっくりと言ってしまう
夏生の方が度胸あんのかな?
嬉しくて、思わず抱きしめた
「ごめんね、俺…夏生が居てくれないともう無理だよ…」
こうして俺の部屋に夏生の物が増えていくんだなきっと…
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