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ヤキモチ冬弥2
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【千秋】
個室だからと、大の大人が泊まり込んで…なんて、連絡とかあるのでとかなんとか理由を付けて上手く俺のそばにいてくれる
「冬弥…眠れないの?」
多分それ、俺のせいだ
体調もだろうけど…あの時から冬弥の様子がおかしいんだもん
「ヤキモチ…」
「………」
わかりやすいね
俺もだけどw
ついでに言うとヤキモチなんて結構嬉しいんだけどなぁ
「何にヤキモチ妬いてる?」
「妬いて…るのかな、千秋さ、看護師さんと…その…」
「看護師さん?」
「うん、抱き合ってたから」
あぁ、あの時か…なるほど
ちょっとだけ看護師さんに感謝する
だってあれはよろけたのを支えてくれただけなのに
そっか、冬弥にはそれが抱き合っているように見えたのか
完全に誤解だったけど、ヤキモチ妬いてくれる冬弥が愛おしくて…
なんだか無性に抱きしめたくなった
「冬弥…ね、こっち来て」
冬弥を求めるように手を伸ばす
「ん、どした?…え」
「なんか冬弥可愛くて///」
「な、何…急に」
照れてる顔が月の光に反射した
「冬弥…好き///」
抱きしめる手が温かい
やっぱり俺には冬弥しかいないよ
少しだけキスをした
冬弥は更に赤くなっていたけれど、さすがに病室の中では自重している
まだ身体はだるさが残っていて、多分これも明日にはかなり回復してそうだけど
「帰ったら、いっぱい愛してくれる?」
俺の問いかけに、もちろんだよと強く抱きしめられる
「千秋のバカ…我慢してんの大変なんだからな…早く治ってよ」
辛そうな顔に胸がキュンとなる
もぅ、そんな顔したら俺だって…
身体はだるいのに、こっちは元気な下半身(笑)
そろそろやめないと辛くなる
「ちょっと元気になっちゃった///早く退院したいよ」
ベッドが家なら間違いなく抱き合ったのに…
本当に焦れったいなぁもう
「俺もう元気なんだけどなぁ…退院出来そうならして、家に帰りたいよ」
見つめ合って、軽くキスをする
「そうだね、明日退院出来るか聞いてみよ?熱も下がってるから大丈夫だと思うけどね」
今夜は仕方ないけど、そばに居てくれるだけで安心する
そして俺はいつの間にか寝ていたんだ…
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