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2人の関係
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【陽人】
ピンポーン
今夜は俺の家で雑談会
もちろんこれは生放送で行なう
その前に、下準備をする為に早目に集まっていた俺たち4人
「何買ってきた?」
「んー、揚げ物かな?どうせ陽人はチーズだろ?」
被らないように買ってきたつもりだが、何かしら被るものも出てくるわけで
ただ、お酒だけは夏生が準備するので基本お任せだった
ちなみに、冬弥以外は飲めるのでアルコールで乾杯する
「俺は烏龍茶で…あ、コーラもあるけど」
「どっちでもいいよwあ、待って、俺も最初だけにするわ」
千秋が珍しくアルコールは一杯だけと言う
隣で2人がヒソヒソ話しているのを見て、あぁこれはきっと俺たちに報告するんだと思った
本当に今更だけど、それがかえって緊張するのは何故だろう
聞く側なのに…
とにかく、準備をしないと始められない
時間は2時間を予定している
延長はしない方向だけど、まぁ多分普通に終わると思う
俺の指示で、テーブルとカメラとパソコンがセットされていく
手馴れた手つきで夏生が機材を確認する
俺の家のものは大抵が夏生も操作出来るし把握していた
「夏生、さすがに慣れてるじゃん」
「まぁねwつか、俺、殆どここにいるからなんでも知ってるよ!」
だろうね!だってどっちかの家にいつも一緒にいるんだから当然だよね
ていうか、いつのタイミングで俺たちに話すんだろ…
なんか、こっちが落ち着かないってなんだよ!(笑)
ヤキモキしているのがわかったのか、冬弥が俺のそばに来て、話があるんだけど…と言った
おっいよいよか?
わかっていてもやっぱり落ち着かない
そうこうしているうちに、まずはここに座って…という雰囲気になる
「で?何………まぁ大体はわかるんだけど」
俺の一言で、2人が顔を見合わせた
あ…言うな?
「うん、今更だけど…俺たち付き合ってて、同棲してる」
……………は?待って、同棲…………?
まさか予想の斜め上を行く事実
「えー同棲って?なんだよ、いつから……あ、わかった!つか、いきなりダブルで報告かよw」
夏生もまた、みずくさいぞwと2人をペシペシしている
いやまぁ…いいけど、それはそれで羨ましいったらありゃしない!
冬弥の家は広いし2人で住むには丁度いいからなぁ
なんだかちょっとだけ先を越された感じがしたものの、やっと言ったくれたんだからいいか、と言う安堵感
「まぁ…やっぱり言えたら安心したわ、へへ///」
可愛らしく頬を染めた千秋
それを横で優しそうな笑顔で見ている冬弥
あぁ多分俺達もこんな感じなのかなぁ
チラリと夏生を見ると、羨ましそうな顔で2人を眺めている
仕方ないなぁ
「夏生~おいで」
手を広げると、待ってましたと言わんばかりの夏生が抱きついてくる
それをみていた千秋も冬弥に…
これ、放送中じゃなくて良かった(笑)
これでお互い気を遣わないで良くなったのかもね!
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