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11月11日は!? 202号室の場合
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目の前に、とあるものがある。
手のひらよりは大きい、箱。
パッケージの色は白。
上部に大きく、”極太” の文字が書いてある。
そう、それは
ポ〇キーだ。
「ね、和秋さん、今日は11月11日です」
「ああ、そうだね」
「なんの日か知ってます?」
「……なんの日だっけ」
「今日はね、ポ〇キーの日なんです、だから、ポ〇キーゲームしませんか?」
「……俺はもう甘味で遊ばないって決めたの。ヒロ、普通に食べなさい」
「ええっ、せっかく……買ってきたのに……グスン」
「可愛く上目遣いしてもダメ」
「和秋さんの頑固!」
「頑固はヒロもだろう?」
「だっておれをいつもお子さま扱いするから」
「ふふ、お子さまッてより女子だなぁ」
「な! おれは女子じゃないし!」
「そうだな、言い方がさ。ストレート過ぎるからいけないと思わない? ちょっとは誘う方法考えたら?」
「?」
「もっとお洒落にカクテルとかと一緒に出すとかね」
「なるほど、酔わせてムード出してから……」
「あくまでも一例だけど」
「そんなの今すぐ思いつかないです。カクテルとかよく知らないし」
「じゃあ一人で食べて」
「うう。わかりましたよ、一人で食べます。ちょっと膝借りますよ?」
「うっ、シュークリームと同じシチュエーションか」
「おれは食べるだけですから。遊んでないです。はい、俺にむかってポ〇キーを一本持ってください。」
「……チョコだけを舐めるのよしなさい」
「チョコは本来アメと同じように口のなかで溶かして食べるものらしいですよ」
「……」
「和秋さんも食べますか?」
「俺は……甘いの苦手だから」
「コレ、ビターですから大丈夫です、はい、どーぞ。目を閉じて、チョコの風味を味わってくださいね?」
「……以外に溶けないな」
「ふふ、もっと舌を使ってください、ゆっくり絡めるようにするといいですよ」
「言い方がエロい……」
「ふふ、あとはプレッツェル部分食べてポ〇キーおしまいにしますか。ご馳走様でした」
「……」
「あ……もしかして下のポ○キーが出来上がりました?」
「ヒロ、下はチョコついてないから違うし」
「ふふ、ただのプレッツェルですね。ミルクの出る」
「!……もしかしてこっちが狙いか?」
「さぁ? でも折角なので、こちらも頂きます」
「わっ、バカ、やめッ」
「ん。美味しいですよ。でもおかしいなぁ。まだミルク出てこない」
「あ、ちょっと! それ以上早くしたらッ……アッ」
「ご馳走さまでした♥」
「ヒロがどんどん変態になっていく……」
「……そんな。褒めないでください」
「ヒロも育ってるけど? 俺も食べていいの?」
「ええっ////ダメです、ダメえッ!!!」
おしまい☆
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