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11月11日は!? 303号室の場合
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「ね、ほら。良太君。これこれ、買ってきたよ。今日の2人の為に♡」
「こ、これは!!」
全面ピンクのパッケージ、ハートとイチゴの絵が載っている。
「ぶ!、ぶつぶついちご ハートマックス!! ってか。お前、ホントにピンク好きだな……」
「そりゃ、良太君のイメージカラーですからね」
「ばか! 勝手に決めんな!」
「まぁまぁ、いいじゃないですか。で、これで今日はイイことしませんか?」
「まさか……」
「おお、分かってくれました? ポ〇キーゲームですよ♡」
「やだ。俺はやらねーから」
「エエッ、なんで? こんなに楽しい日をただ漫然と過ごすおつもりですか?」
「漫然とって……その言い方、限りなく脱力するわ」
「じゃあ、充実した時間を過ごしましょう、ほら。可愛いんですよ、断面がハートの形です♪」
「まぁ、確かに可愛いな……でもさ、これって。途中で折ったりチューしたら負けってやつだろ? 競い合う人居ないじゃんか」
「あれ、そこ気づいちゃった? まぁまぁ、そこは置いといて。俺とチュウチュウしましょうよ!さあ!」
「な、なに腕を広げて待ってんの? そこに行くわけねーだろ、バカ真一!」
「もー♡ 照れちゃって、そんな良太君が可愛くて堪らないです」
「ぎゃっ! 抱き着くな! だ、ダメだって。あ……匂いきつすぎんだよぉ……」
「はい、これ。咥えて? 噛んじゃ駄目だよ? 優しくね、そう、上手」
「ふぇ、ふぇんなせふぃふ、ふーんひゃねぇ」
「ええ? 聞こえなーい」
「変なセリフ言うんじゃねぇ! って言ったの! このカピバラ!」
「カピバラ!? なにそれ」
「うるせー、やるならさっさとしろ、バカ真一」
「ふふ、その上目遣い。そそりますね」
「……」
「では、いただきます。ポリポリ……」
「結局オマエが全部食っちまったじゃねーか。面白くもなんともないな!」
「そうですね……俺の愛が強すぎてしまったようですね」
「ふん。頭いいくせに何でこういうことはバカなの? もういい、今日は体温測定さっさとしちまおうぜ」
「おお、体温計ですがね。バージョンアップしましてね。形状も変えたのですよ、見ます?」
「まさか太くなってんじゃないだろうな? って!こ。これは」
「フフ、凄いでしょ? その名も、ブツブツイチゴ ハードマックスです」
「そっくりだが……ブツブツ感が半端ない」
「良太君には是非こっちを下のお口で頬張ッ……痛ッ……」
「直せ! 今すぐに! じゃねーと体温計しないからな!」
「ええっ、これは作るの大変だったんですよ? 夜なべしながらコツコツと」
「つくるなーーーー!」
おしまい☆
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