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その2
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─下校時間─
キーンコーンカーンコーン
「勇晋、総。
今日は、一緒に帰れる……わけけないよね。」
「あ、うん。
ごめんな六弥。」
「本当は一緒に帰りたいけど、みんな部活違うからなかなか帰りは一緒に帰れんもんなぁ。
すまん!六弥!」
…しゅん
うん、やっぱそうだよね
本当は勇晋と総と帰りたいけどこれだけはしょうがないもんね。
でも、学校に行く時だけはいつも一緒に登校できてるからわがまま言っちゃダメよだね。
うん!
我慢だ我慢!
2人に迷惑なんてかけられない!
「うん!二人共気にしないで!こればっかりはしょうがないもんね。
登校する時はいつも一緒に登校できてるんだからこれ以上は贅沢だよね!
いやぁ、俺こそわがまま言っちゃってごめん!」
そう言って笑ってみせた。
だって2人とも俺のことになると心配症になっちゃうから。
だから、あまり心配かけさせたらダメだよね!
「六弥、無理してないか?」
「そんなことないよ!そんなこと。ただ、ちょっと久しぶりに一緒に帰りたいなって、思っただけで、違うから。
俺のことになると本当に心配症だね!嬉しいけど、俺大丈夫だからね。だから、心配しないで。」
「…そ、そっか。あじゃあ、本当に大丈夫なんだな?大丈夫だったら別にいいんだ。」
「六弥、本当に何かあったら言うんだぞ?だって、俺ら三人のモットーは"秘密ごとなし!お互い支え合い助け合う!みんな楽しいのが一番!"なんだからさ!」
「うん!俺は全然大丈夫。
2人、心配かけてごめんね?
じゃあ、2人とも部活頑張ってね!あ、勇晋はさらに習い事の柔道もね!」
「うん、ありがとう六弥。頑張る」
「おう!ありがとな!俺も頑張るぞ!」
そう笑顔で、特に総は元気いっぱいにそう言った。
やっぱ2人が、大好きだな。
「勇晋、総」
「?今度はどうした?」
「ごめんね。でも、ありがとう。やっぱ2人とも大好きだ。」
「!あぁ(笑)俺も大好きだよ、六弥。何かあったらちゃんと俺達に言えよな。」
「!また急だな六弥は(笑)
俺も大好きだぞ!それに、何か悩み事かかえてたら絶対言えよ?」
俺の急な言葉に目を見開いて驚いていた2人だったけど、
すぐに凄く嬉しいそうにそう言ってくれた。
「うん!!」
満面の笑みで、俺は返事した。
2人とも、ずっと隠し事して、嘘ついてごめんね。
言いたくても、今はまだ、言えないんだ。
だって、2人を失いたくないから。
2人が、大好きだから。
だから今はまだ、そばに、いたいんだ……
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