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その3
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それから俺と澤木さんは、約束通り勉強会をした。
澤木さんの教え方は分かりやすくて、楽しかった。
でも、心做しか、心がツキツキと
ずっと痛かったけど知らないふりをした。
こんなことでヘタレちゃダメだ。
だって俺は、宣戦布告したもん。
ぜってー、澤木さんを落としてみせるって。
辛くて悲しくて、苦しくて泣きそうになって、
挫けそうになるかもしれないけど、
頑張るんだって、自分に言ったから。
澤木さんが、大好きだから
…大丈夫
まだ俺は、大丈夫、だから
諦めれない
諦めたくない
俺はまだ、いける、よ…
──
────
──────
────────
──────────
「……ん」
気づけば俺は本当に寝てた。
…あ、制服きたままだった。
皺には、カッターシャツだけなってた。
ほっ、良かった。
制服に皺をワシワシつけたらなんかやじゃない?
それにしても、この前のことを夢でまた見るなんて、
思ってもみなかったな。
最近の俺、俺らしくないな
いつも見たいに、元気ハツラツで犬みたいで、明るくいないと。
「六弥ー!ご飯よ降りてらっしゃーい!」
俺、夜ご飯の時間帯になるまで寝てたんだ。
疲れてんのかな俺
「…分かったー!今行く!」
そう言って、自分の部屋をでた。
いつもならよく食べる俺だったのに、
今日はあまりご飯が食べられなかった。
Act.5 : そう言ったから 終
Next…Act.6 : 大切で大事な親友…
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