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Act.7 : 入り乱れて弱る心 その1
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Act.7:入り乱れて弱る心
〜テストが終わって次の週〜
「はい、今からテスト返しするからテスト
貰ったらまず確認して、それでどこか採点ミス
があったら先生のところに持ってくるように。
それじゃあ返すぞー。○○─。」
……う、数学何点とれてる、かな〜 汗。
自信全くないよ。
「火燈ー。」
「!あ、はい!」
よ、呼ばれた!
な、何点だろう。
ウヌヌッ
「火燈、今回はいつにも増してよくとれてたな。」
「…え?え!?先生それって」
「テストの点数を見れば何点か分かるぞ。」
え!そんないつもより良かったの俺!?
全然そんな感じしなかったんだけど、マジか
と、とりあえず点数見てみよう。
そう思ってテストの点数を見てみt──…。
「…………………………えぇぇぇ!?
せ、先生!これ、これ本当!?」
ヤバイ
予想に反して寧ろはるかに良かった。
けど、信じたいけど幻ではないかとつい疑ってしまう。
「はははっ、ほんとうほんとう。
火燈は面白いなあ。」
俺の反応が面白かったのか軽く声をあげて笑う先生。
面白い言われたけど、
そんなおかしかったかな。
「う、だって今までのテストの点数が悲惨だったから、
こんないい点数見ても現実味が湧かないんですもん。」
ムー、と先生から目を逸らしながらそう言った。
「確かに 酷かったもんな。特に夏休み後の実テの点数は。」
「はぅ!!」
先生にも言われた!
よって見事俺は1000のダメージをくらった!
やったね!
いや良くないよ!
──てのは茶番で、今で受けたテストの点数、
42点とか30点、26点、実テなんて12点
だったから余計に、ね……
てか俺悪すぎだろ今での点数
思わず今までの悲惨な点数に打ちひしがれたよ。
トホホ…
「はははっ、とりあえず今回は本当によく頑張った、火燈。」
「うー、、、はい」
「分かったらはやく席につけ。
後がつまってるから。」
そういう訳で俺は嬉しいはずなのに、
過去の悲惨な点数に大ダメージをくらって
それどころじゃなくなってた。
ってなんじゃそれ。
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