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その5
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「…っ、六弥!」
ガバッ!!
!?
勇晋にきつく、だけど優しく抱きしめられた。
突然のことに一瞬頭がついていかなかった
けど、すぐに今どんな状況にあるか分かった。
その状況に俺は、すぐさま拒絶した。
だって、こんなんで、勇晋と総に合わせる
顔なんて、無いんだよ。
こんな自分に、今二人といる資格なんて…
「ッ!?ぃやっ!や、だ嫌だ!!
ゆ、しん!離して!!」
「絶対に嫌だ!!離すもんか!
……離してたまるかよ、っ」
勇晋は悲痛そうにそう言って、より抱きしめる強さを強めた。
「っ、なんで、なんで!
俺なんかもう、ほおっておいてくれれば
良かったんだ!!俺h─」
「お前を! ほおっておけるわけねぇだろ!?」
「!?っ、なんでだよ!!
こんな俺!もうほおっておいくれよ!!」
「絶対嫌だ!!そんなこと絶対にしねぇ!!」
「六弥…!」
どんなに言っても全く勇晋は引いてくれなくて、
離してくれなくて、勇晋の暖かいぬくもりが辛かった。
何も言わずに俺のそばにそっと寄り添って、
ただただ俺の頭を優しく撫で続ける
総の暖かさが辛かった。
なんでそんなに俺のことを構うの?
寄り添うの?
こんなに言ってるのに、引いてくれないの?
っ、ほっといてよ!
…もう、ほっといて、よっ…っ
やだっ
俺はもう、二人のそばにいる資格なんてないんだよ!!
だか、ら
「ッ!?……ゥ、なん、でっ!
いや、やだ、おれはもう、2人の幼馴染み
でも、親友でもないんだよ!!
だから、お願いだ、から、離して…
ほおっておいて、よ…っ」
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