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おはようと驚き
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「んん~…………ふわぁ。」
朝日が眩しくて目を覚ますと、自然とあくびが出てきた。
よく眠れた……そう思って伸びをすると身体が重く感じた。眠りすぎて身体が鈍ったかな。
ごろりと寝返りを打つ。すると、見覚えのないものが目に入った。
なんだこれ……裁縫道具?俺の家にはこんな物無かったはず……。
「ってぇ、ここどこだぁぁぁあああっっ!!!!」
がバリと起き上がれば周りをぶんぶんと見回す。
よく陽の当たる部屋で、なかなかに広い。寝室なのだろうがテレビや観賞植物が多く置いてありとてもオシャレだ。
ちなみに、俺が今寝ているベットはおそらくキングサイズ。俺こんなベットで寝たことねぇよ!!!
「なんだこれなんだこれ……夢か?俺はまだ寝てるのか?」
いつまでもこうしていたら何もわからない。
ベットから体を下ろし、裸足のまま扉を開けて長い廊下を歩いた。
少しすると、一際大きな扉があったので、そこを開けてみる。
すると……。
「やあ、おはよう。よく眠れたかな?」
全身が硬直するほどのイケメンがそこに居た。
スラリとした細身の体に緩くウェーブのかかった短めの髪。そしてなんと言ってもその甘~いマスクだ。垂れ目気味の目元、薄い唇にすっと通った鼻筋。今まで見たことのないような格好良さ……!!
「あの、あなたは……。」
「俺は麻生圭吾、ここに住んでる者です。勝手に俺の家に連れてきちゃったけど、良かったかな?」
「ぜっ、全然!本当、助けていただいてありがとうございました。」
ぺこりと頭を下げると、あの大きい手が俺の頭を撫でる。
「気にしないで。本当に、君の風が治って安心した。」
ッこの人、めっちゃいい人だぁああ~!
見ず知らずの俺にここまで優しくしてくれて……っ。
感謝で言葉もうまく出てこない~!!!!
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