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甘ったるい新婚生活
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「え"えええ!?あの麻生圭吾と同居!?」
「ちょ、楓声大きい……!そんなに麻生圭吾って有名なの?」
あの日から1日が経ち学校に登校すると、楓に「なんで昨日休んだの?」と聞かれた。順を追って説明すると、少しぽかんとした後で物凄い勢いで驚かれてしまった。
嫁になれやの一緒に住めやの言われたけど、結局の所その後1日は普通に家事をして終わった。圭吾さんはとても優しく欠点のない完璧な人に思えてくるけど、少しだけ困った事があるんだよな。
そう言えば今朝も………………
────水曜日早朝─────
「ふぁ……あ。よく寝た…。」
まだ完全に起きていない体を起こして眠い目を擦る。俺は今日からまた学校だ。その前に頼まれている家事もこなしておかないといけない。
「まず洗濯と、それからリビングの掃除、朝ごはんの準備も……。うん、やりがいがあるな!」
よしと腕まくりをして、早々に家事に取り組むことにしよう。
「は~全部終わったぁ。」
朝ごはんを作り終えて、一息つこうかとエプロンを外した所で思い出した。圭吾さんを起こさないと…!
圭吾さんの寝室は俺の隣の部屋で、このリビングより少し狭いくらいの大きい部屋だ。
そっと扉を開けると、まだ寝ているらしい圭吾さんがベットに横たわっていた。少しだけ顔をのぞき込む。
…………やっぱりイケメンだなぁ。
寝ている顔は少し幼く感じるけど、やっぱり整った顔立ちだ。
「あの、圭吾さん。朝ですよ。ご飯も出来てますよ~…」
…起きる気配がない。よっぽどぐっすり眠っているのか。
「圭吾さん?起きてください…。…あの、圭吾さ」
「ん"……ぅ……」
あ、起きたみたいだ!
「おはようございます。今、カーテン開けますね。」
「…いい」
「え?ちょ、わっ!」
目を開けたら、俺はもう圭吾さんと密着していた。
「けっ、けいごさ」
「それより…おはようのキスしてよ」
「……は??」
「早く。そうしないと起きない」
それは困る…けど、なんで……キス?
「そっ、れは…ダメです!好きな人としかしちゃいけないですそういうのは……!!」
そう!俺にしてもらうもんじゃないだろ!!!
「好きな人だったらいいんだろ…。ほら、キ ス」
…え、今なんて……?
っと言うかこの人本当にキスしなきゃ起きない気だな。唇は流石にやばいから…………そうだ!
「い、1回だけですからねっ…!!」
俺は素早く、圭吾さんの鼻先にキスをした。
「…………ほら!しましたよ、起きてくださいね!」
そう言って布団から抜け出し、カーテンを開ける。
多分、俺、今顔めっちゃ赤いんだろうなぁ……。
「ん、眩し……。でも目は覚めた。ありがとな。」
後からそんな声が聞こえたと思ったら、後に引っ張られる。
”チュ”
「ひあっ!?」
くっ、首にっっ!!
「お返しだよ。おはよう輝。」
そう低い声で囁くと、圭吾さんは部屋を出ていってしまった。
「何なんだ……圭吾さんって………………」
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