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「おぉっ!今日は豪勢じゃないか!何かのお祝いか?」
食卓にならべられたステーキを見て兄の海人が言った。
「雪斗が買ってきてくれたのよ。バイト代が出たんですって」
美紅が答えると、雪斗がブイサインを作った。
「ほう、お前も一人前にやるじゃないか」
しばらくして美桜も帰ってきた。
「まあ!どうしたのこれ?」
「イッチョマエに雪斗がバイト代で買ってきたんだとさ」
驚く美桜に海人が言った。
「まあ!雪斗ったら」
雪斗はえへへと笑い頭をかいている。
「雪斗、あなたが稼いだお金だから文句いいたくないけどこれは無駄づかいよ」
説教をはじめる美桜に美紅が呟いた。
「ほら、言ったとおりになったでしょ」
「まあまあ、いいじゃんか。悪い金で買った訳じゃないしさ。すごくうまそうだぜ」
「そうよ。雪斗はお兄ちゃんやお姉ちゃんがいつも一生懸命働いてくれるからって感謝の気持ちをこめて買って来てくれたんだから」
海人と美紅が助け舟を出す。
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