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「あっそういえば」
亘が水色のリボンのついた包みを取り出した。
「今日誕生日だろ。クリスマスプレゼントと兼用して悪いがプレゼントだ」
「わぁー!有り難う。開けてみてもいい?」
包みを開けると小型で分厚いアルバムケースが入っていた
しかも表紙はハート型にくりぬいてありメインの写真が差し込めるようになっている。
「写真が趣味だと聞いたからね。こんなもんしか思い付かなかったんだ」
「ううん、こんなの欲しかったんだ」
雪斗の方も思い出したように赤い包みを取り出した。
「はい、これは俺からクリスマスプレゼント。開けてみてよ」
「おぉ!サンキューな」
真っ赤な半分のハートの形をしたストラップだった。
「えへへ、思いきって買っちゃった」
雪斗はもうひとつの片割れのハートを取り出し、亘に渡したものと合わせてひとつのハートにした。
「これはうっかり失くせないな」
亘が笑った。
雪斗の亘への告白のしるしだったのだ。
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