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恐怖と救い
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「ん…ぃ…やだ…」
「嫌じゃないでしょう?咲に拒否する権利ないでしょ」
いつものすべてを支配する目で笑う
服なんて着させてもらえないから、アソコが勃ってしまったのを足で隠す
でも足を掴まれる
「何、隠してるの?」
「そんなことしていいって言った?」
「ほんと学ばないよね、俺が怒るってわかんないかな」
冷たい低い声でつぶやく
「ごめんなさい、もうしません。ごめんなさい、ごめんなさい」
祐兄を怒らせてしまった恐怖で体が震えて涙が止まらなくなる
「ごめんなさい…うぅ…ごめん…なさぃ…」
「謝れば済むと思ってるの?」
「いつもそうだよね、すぐ謝るけど何回も同じこと繰り返してるし」
「うーん…そうだ!今日は新しいお仕置きにしよう!」
楽しそうに言うけど冷たい目
「やだ…やだやだやだ!はぁ…はぁ…はぁ…」
お父さんの事故の時からパニックを起こしやすい僕は過呼吸になる
息をしたいのに息が出来ない。意識が朦朧として手足が痺れてくる
ガチャ、ドアが開く音がして
「えっ…」バタバタと足音が近づく、
何か温かいものに包まれた
(落ち着く匂い、俊兄だ)
俊兄が背中を撫でる
「大丈夫か?ゆっくり息しろ」
「はぁ…はぁ…ふぅ…」
「俊兄…あ、ありがとう…も、大丈夫…」
「おう、どうせ昨日も寝れてないんだろ、寝てろ」
「でも…」祐兄の方を見る
「はいはい、わかったよ」
「咲、寝ておいで」
「はい」
立ち上がろうとしたら、まだ足が痺れてよろめく
さっと俊兄が支えてくれる
「一緒に行く」
リビングを出て祐兄の部屋に行こうとする
「そっちじゃない、今日は俺の部屋で寝ろ」
「兄貴の部屋じゃ色々思い出すだろう」
「うん…」
そう、この前お仕置きをされたばかりで昨日もそれを思い出し寝れなかった
「苦しくなったらリビングにこいよ、今日は仕事ゆっくりだから家いるし」
「うん」
俊兄が部屋を出て行った
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