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一番の存在
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「咲起きて」
「…ん」
自分が寝ていたことに気づく
「ただいま」
「…お、おかえりなさい」
祐兄が怒っているのがわかる
「咲はどうしていい子にお留守番できないの?」
何のことかわからなくて首をかしげる
「はぁ…わかんないの」
「服は着てるし、勝ってに寝てるし、ドリルも終わってないし、机は汚すし」
「…ぁ」
机を見るとコップが倒れて牛乳まみれになっている
「悪い子にはお仕置きしなきゃ」
ニヤリと冷たく笑った
イヤイヤと首を振るけどそんなことお構い無しにひきずられる
イスに座っていたので膝を思いきり床でぶつけてしまった
「早くして」
そう言ってまた引きずられる
そのまま祐兄の部屋に着く
祐兄が僕を持ち上げてベットの上におろした
ハサミを持ってベットに片膝をつく
怖くて顔を膝にくっつける
「咲顔上げて、聞きたいことあるんだけど」
やっぱり怖くて顔をあげれない
「さーくー、こっち見て」
そう言いながらハサミで僕の服を切っていく
このまま無視すれば何をされるかわからない
頑張って祐兄のほうを見ると無表情で冷たい空気を放っている
(やっぱりこわい)
また下を向こうとすると思いっきり頭を掴まれる
「咲、俺の目を見て答えてね」
「…」
「わかったよね」
小さく頷く
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