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俺らのせい
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〜俊目線〜
咲はずっとボーとしてて呼んでも返事がない
「咲、風呂入ろ」
やっぱり何も言ってくれない
そこまで咲のことを傷つけたのかと悪く思う
「はぁ…ごめん」
「でも俺も咲のこと好きだし、遅かれ早かれこうなってたと思う」
咲が俺の顔を見て泣きそうな顔をする
「な…なんで…もう…わかんない、しんどい、やだ…」
「祐兄はこわいし、圭兄はいつ殴ってくるかわかんないし、俊兄だけはって思ってたのに…」
「俊兄だけだったのに…」
咲は俺たちには反抗しない、特に俺は咲の気持ちを踏み握ってしまった
「やっぱり、生きてたらダメなんだ…きっと父さんと母さんが怒ってるんだ…死ななきゃ…」
咲がふらっと立ち上がって文房具が入っている棚に行きカッターを取り出す
やばいと思った時には遅くて、咲は何の迷いもなく自分の腕を傷つけていく
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