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久しぶり
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お風呂から出て祐兄に拭いてもらった
特にいたずらされることもなく服も着せてもらえた
着ていると言っても祐兄のブカブカのTシャツだけだが
「咲はやっぱり何着ても可愛いね、今度コスプレしよっか」
「えっ…」
コスプレなんてしたくない
でも祐兄は絶対だからどんなにわめいたところでさせられるのだ
「咲もコスプレしたいよね?」
小さく頷くことしかできなかった
「それじゃ、ごはんにしよう」
リビングに行くと俊兄と圭兄が準備をし終えて座っていた
「お風呂長かったね〜」
「部屋から声聞こえてたのにまたしてたの⁇」
圭兄がいじけた様子で聞いてきた
「…」
恥ずかしくて顔が熱くなたった
「そうだよ、俺の咲だから」
圭兄にムカついたのか低い声でボソッと呟いた
それが聞こえたからか沈黙が続く
「咲はみんなのものだ、それよりごはん」
俊兄が沈黙を破ってくれた
「…ぼく、ものじゃ…ないん…だけど」
言わない方が良かった、祐兄が笑っている
「咲は誰のおかげで生きて行けてるんだった?人殺しなのに」
やっぱり言わない方が良かった
「…ごめんなさい」
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