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許せない
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〜祐目線です〜
泣きながら言い訳をする咲に腹が立って仕方ない
謝ってばかりでムカつく
「咲はいつも謝っておんなじ事繰り返すじゃん」
「どうせまた同じようなことになるよ」
とことん自分は最低だと思う
でも咲を愛しているのは事実
「もうしないから…絶対…なんでもいいから…」
一生懸命に言葉を繋ぐ咲を見てるとつい可愛いなぁと思ってしまう
でもやっぱり俺は最低だ
「なんでもいいなら死ねば?父さんと母さんに会えるんじゃない?咲が殺した二人にさ」
「いや…いやいやいやいやいや…やめて、やめて…」
咲が壊れるとわかっていても傷をえぐってしまう
「何が嫌なの?なんでもいいって言ったの咲じゃん」
「僕は、祐兄と一緒にいたい…」
「俊兄も圭兄とも一緒にいたいから」
「ふーん、いぬなら居ても困らないけど」
俊と圭の名前が出たのはうざったいが可愛いかったらから許してやろう
「いぬ…僕はいぬ」
「そう、いぬならもう言葉も必要ないよね?」
笑顔で話しかける
この顔をするととても怖がってくれるからいい
小さく頷く咲の頭を撫でてやる
少し怖がっていたが嬉しそうに撫でられている
「ほら、いぬらしく鳴いてみて」
「わっ…ワン」
戸惑いながらも可愛く言える咲は天才かもしれない
「今日からよろしくね、咲」
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