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はじまり
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この家でのはじめてのご飯はスパゲッティだ
なんでかわからないけど祐兄が僕を離してくれなくて祐兄の膝の上でごはんを食べさせてもらった
「咲飲み込んだ?あーんして」
「祐兄、僕一人で食べれ…んん」
まだ話している途中なのに無理やり突っ込んでくる
「飲み込んだかどうかした聞いてないんだけど」
久しぶりに聞く祐兄の冷たい声
「…ごめんなさい」
「わかればいいから、ほらあーん」
黙って口を開く
「最後の一口」
そう言ってごはん全部を食べさせてもらった
片付けはだいぶ進んでみんなで隣の家の人に挨拶しに行くことになった
「咲と圭は留守番してて俺たち二人で行ってくる」
「了解〜」
「うん」
「「行ってきます」」
「「行ってらっしゃい」」
「咲〜久しぶりの二人きりだね」
そんなこと言われたら体に力が入る
「そんなに心配しなくても時間少ししかないからいたずらしたりしないよ」
ニコッて笑われても信じることなんてできない
「あっ!そうだ。いいこと教えてあげる」
「いいこと?」
「そう!祐兄が引っ越しを提案した本当の理由」
「えっ…」
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