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真実
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「知りたいでしょ〜」
「しっしりたいけど…」
僕が予想していたものとは違うことだろう
知ってしまったら本当に祐兄といるのが辛くなってしまうかもしれない
「知りたいよね?」
「…うん」
祐兄が引っ越ししようと言ったのは僕を完全に支配するためだと言う。前の家だと僕の友達もいるし父さんとの幸せな記憶があるから、それを少しでも遠ざけたかったらしい。
そんなこと今更だと思ったがそれは間違いだった…
僕が友達といるとなぜダメなのか。
僕はずっと祐兄以外を見ることを嫌なのだと思っていた、でももっともっと祐兄は…
「咲はほんとに祐兄以外を見ることが嫌だから祐兄は引っ越ししたと思ってるの?学校もろくに行かせてなかったのに?おかしいと思わなかった?」
「ちょっとまって…どう言うこと?」
「だってそうでしょ。ずっと咲を学校に行かせなければ咲はそのまま友達を失ってた。それに俺や俊兄がいる時点でもう祐兄以外見てるじゃん」
「じゃ…他にも理由があるって…こと…」
「そう。真実を教えてあげる」
圭兄はかたりだした
父さんがなくなったときのことを
あの日は確かにスイミングスクールはあったがお迎えはなく僕は友達と一緒に帰ると言っていたそうだ
となると、父さんは僕が迎えを呼んだから事故にあったわけじゃなかった。少し安心してしまった
呪縛から解放されたような気がした
でも、そうなると祐兄の言っていたことは嘘になる…
祐兄はそこまでして僕を欲しかったのか…支配したかったのか…
もう頭では考えきれずそのまま意識を失った
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