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目が覚めたら
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目が覚めたら周りは暗くてきっと夜なのだろう
目が慣れてくると今いるのが祐兄の部屋だということがわかった
ベッドから起き上がろうとするけど手が縛られていてうまく起き上がれない
どうして…
ガチャ
ドアが少し開いて廊下の光がもれる
部屋の電気もついて目がチカチカした
「咲、起きてる?」
祐兄だ
声からわかる。怒っている
「起きてるかって聞いてるんだけど‼︎」
滅多に声なんて荒げることもないのに
今回は本当にどうすればいいかわからない
「おっ…起きてる」
「どうしてこうなってるかわかるよね 」
口角だけをあげて笑っている顔は誰がどう見ても怖い
「でっでも!今回のは祐兄が悪いし、僕をずっと…ずっと…騙してた…!」
「そうだよ、俺は咲を騙してた。でもね、それを信じたのは咲だし。」
「それに圭の言うことを信じたことも許せない…」
「でも安心して、圭はもう咲には会わせないから」
「どういう…こと?圭兄は…」
「あんなやつのことなんて忘れていいよ。今まで怖かったでしょ」
「怖かったけど…でも」
「うるさいからもう少し寝ててね」
祐兄が近づいてハンカチで口を押さえられた
だんだん瞼が落ちてきた
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