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家事
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今日は俊兄のお手伝いができると思うとワクワクする
「掃除って何するの?」
「掃除しようと思ったけど引っ越したばかりだからしなくていいな」
「じゃ、することないの…?」
「やることはある」
「洗濯機まわしてその間に買い物行って……」
俊兄にはやることがいっぱいあるみたい
僕が出来そうなことはないからじっとしておこう
「咲には夜ごはんの準備してもらう」
「僕も出来ることある?」
「あぁ」
「やった!」
やっぱり俊兄といると自分のままでいれるし楽しい
「俺は今から洗濯物取りに行くし、咲はここにいろ」
「僕も手伝う!」
「祐兄の部屋に行く」
「やっぱり、やめとく…」
きっとシーツを変えるんだと思う
起きた時はちゃんと見てなかったけど昨日の跡があるだろうから怖い
「テレビでも見てろ」
「うん、」
祐兄が黙々と家事をしていく
夜に働いてるのに朝から家のことしてすごいと思う
僕には無理だし、仕事なんて考えれない
やっぱり…
テレビを見てても何も入ってこない
自分が嫌になるばかりだ
「咲、これ飲んでろ」
ホットミルクを渡され何もおもわず飲んだ
テレビを見ているとだんだん眠くなってきた
やっぱり俊兄も僕のこと信頼してないんだ
瞼が落ちる中そんなことを思った
きっと買い物に行くから一人の時に何もされないように
本当に僕って…
そのまま意識が途絶えた
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