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荷物
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夜ごはんを食べ終わってリビングでテレビを見ていた
するとチャイムが鳴った
「誰だろ?こんな時間に、咲知ってる?」
知らないと首を振った
「俺が頼んだ荷物が来たんだよ」
祐兄の荷物か
ありがとうございましたと玄関から聞こえて祐兄がリビングに戻ってきた
「咲、これ咲の荷物ね」
「え?」
「4月から学校行くんでしょ」
「う、うん!」
祐兄がダンボールの中を見せてくれた
新しい学校のかばんや制服が入っていた
「咲が本当にいい子にできるならだけどね、わかってるよね?」
「うん…いい子にする」
前の時とは違って祐兄の機嫌が悪くなることはなかった
祐兄にもいろいろ考えがあると思う、でも僕は友達も欲しいし遊びにも行きたい
言ったら怒られるだろうけど僕にも自由が欲しい
こんなこと思わなかったら楽なのに…
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