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決心
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俺達は近所の大きい公園に来ていた
「竜、今度のテストちゃんと受けようね!」
「またテストあるの?学校のテストとか簡単でつまらない」
「まぁね、俺達毎回テストはオール満点だし」
「昇兄が勉強教えてくれるから大体は分かるし。これで一点でも落とすとか絶対あり得ない。」
「それは、ありがとう。教えてる意味があるよ。それより、竜?どうかした?」
「な、何で?なんであいつ等がいるん、だよ…」
「え?あいつ等って…あ、竜、急いで来て!」
竜の視線を辿ると、数人の男達が居た。
その男達が誰か直ぐに分かって、竜の手を引いて家の方に走っていった。
家に帰るまでに人にかなり見られたが、それでも急いであいつ等から離れた。
家に着くと、寝室に入り竜を座らせた
「竜!竜!俺が分かる?」
「しょう、にい……昇兄、昇兄何で、何であいつ等がここに居るんだよ。」
少しぼーと、した後我に返ったように、震え泣きながら、俺に質問してきた。
「竜、それよりちょっと落ち着いて、ここにはあいつ等は居ない。俺達しか居ないから、ね?よしよし、怖かったな~。」
「昇兄、ちょっと、抱き締めて?」
「いいよ」
暫くすると、震えも治まってきて話せる状態になった。俺自身、ちょっと怒りが沸き上がっていたので落ち着かせていた。
「俺も、何であいつ等がここに居るかは分からない。でも、注意だけはしとかないと駄目だな。」
「昇兄、明日学校休んで欲しいんだけど駄目かな?」
「明日は休んでも良いんだけと、二日連続は厳しいかもしれないな。でも、明日だけ休むのも心配は無くならないしな~?」
「明日だけでいいよ?」
「竜、そんな思ってもないようなこと言わないの。ずっと一緒に居て欲しいんでしょ?」
「そ、うだけど。」
「竜、1つ提案がある。竜は嫌かも知んないけど聞いてみる?」
「聞く!」
「竜も、俺と一緒に学校に行く事。でも、教室には行かなくても良い。保健室で俺と一緒に過ごす事も出来る。どうする?」
竜は暫く悩んで、決心したみたいだった。
「俺も、学校に、い……く」
「わかった学長には俺から言っとくから、今日はもう寝よう?」
「ん、服着替えなきゃ。」
「俺がするから良いよ。竜はそのまま寝てて。
おやすみ、良い夢を。」
「ありがとう、おやすみ。」
俺は、竜が眠りについたのを見てから、服を着替えさせて、自分も服を着替えて、リビングに行った
「もしもし、2ーA 蒼走昇です」
「学長、夜分遅くにすみません。竜のことで少しお願いがありまして。」
「分かりました、ありがとうございます。では失礼します。」
これで明日と明後日これからの学校は大丈夫だな
次は、あいつらの事だな
「もしもし、俺だ。ちょっと調べて欲しい事があるんだが、頼めるか?」 END
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