アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
声
-
昇兄と一緒に保健室のベットで寝ていると、昇兄に起こされた。
「竜おはよう。そろそろ起きてご飯食べよっか?」
「昇兄、おはよ、う?」
「まだ眠いよね、いいよ、暫くこのままで。こうすると俺落ち着くんだよね」
まだ眠くてこのまま寝てしまいたかった。
そんな考えも昇兄には、と言うか皆分かるか。まぁそれは置いといて
暫くこのままでいいよ、と言われたから兄ちゃんに抱き付いてウトウトしてた。
昇兄の暖かい温度といい香りが身体中に広がっていってとても幸せだった
だからこんなこと言っちゃったのかな?
「俺もおちつく…兄ちゃん…好き」
「!!そっか、俺も好きだよ」
昇兄の低くて優しい声がいつもより甘く、俺の体を抱き締めてくれていて今までに無いくらい幸せだった…
幸せの空気が部屋に溢れていた
トントン
ドアをノックする音が聞こえて、怖くなった。
昇兄は今日、保健室には誰も入ってこないようにしたって言ってたから誰も来ないはずなのに…
ほとんど眠っている俺の頭ではほとんどなにも考えれなかった。分かったのは、昇兄が起き上がって俺の頭をを膝にのせて寝かしてくれたことと、誰かが入ってきたことだけだった。
少しして、また目を覚ますと人の気配がして怖くなったから昇兄を呼んだら、目の端に咲月が見えた。
さっきのは、咲月だったんだな。
もう少し横を見ると初雪もいて、安心した。
「昇兄?」
「竜、起きたか」
寝起き一番に聞く言葉は、昇兄の優しい声が耳に届く。その幸せはこれからも続くと思っていた。
NEXT
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
40 / 61