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まだ小さかった頃、ある時熱を出して学校を早退した。家に帰ると母が知らない男の人と子作りをしているところを見てしまった。母とその男に嫌悪を感じた。
そして4つ下に双子の弟ができた。あのときにできた子供だと知ったのは小5の時だった。弟たちが少し気持ち悪いと思ってしまった。
高2の春、双子に告白をされた。好きではなかったしむしろ嫌いだったからもちろん断った。たまにいたずらをされるようになった。いたずらはエスカレートしていった。
それから5年が経った今でも自分のことが好きらしくやはり今もいたずらをされる。
母は愛人に似た二人を溺愛していた。あなたなんか一度も愛したことなんてないわと言われた。
愛されたかったのかもしれない。愛されたかったから弟たちのいたずらに付き合ってしまったのかもしれない。
それでも日々エスカレートするいたずらにはもう耐えられなくて、嫌いだと、ずっと嫌いだったと、存在が気持ち悪いと吐き出してしまった。
大好きな兄は僕のことが嫌いらしい。ずっと嫌いだったらしい。
でもそんなことは知らない。
貴方が存在していてくれる。それだけでいい。
だからもっともっと愛させてね。
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