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第34場 blue moon
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【第34場 blue moon】
エレア:「お客様ご来店です!」
一同:「っらっしゃいませー!」
店長:「伊藤様、いらっしゃいませ。」
敦子:「VIP開けてあるわよね?」
店長:「はい、もちろん。」
敦子:「今日九十九は?出勤してる?」
店長:「すみません。今日は出勤予定がありません。」
敦子:「そ、なら簡単かしら。
とりあえずドンペリ白と、ピンクとゴールド。」
店長:「かしこまりました。
ご案内致します。」
(敦子の席)
(シャンパンコール)
『姫様最高!姫様最高!最高最高最高!」
エレア:「ありがとうございます。
でもなんで、白とピンクとゴールドなんですか?」
敦子:「とりあえず、よ。
エレアまだ飲み比べしたことないでしょ?
酔ってないうちに飲み比べして、味覚えなさい。」
エレア:「わかりました。」
敦子:「残りはもういいわ、下げて。」
エレア「俺、全部飲みますよ?」
敦子:「今日入れるのはドンペリだけじゃないから。
朝まで飲むんだから、シャンパンでお腹ふくらせてどうするのよ。」
ボーイ:「なにかお飲み物はお決まりでしょうか?」
敦子:「じゃあルイお願い。」
ボーイ:「かしこまりました。」
エレア:「ルイって…。」
敦子:「金額ならわかってるから、気にしなくて大丈夫よ。」
エレア:「でもこれ、この間のリシャールまだたくさんありますよ?」
敦子:「バカね。
これは並べて楽しむもので、飲むのは少しよ。
九十九がいないなら、ドンペリとルイで大丈夫かしら?
なにか飲みたいものある?」
エレア:「いや、俺はこれで十分です。」
敦子:「じゃあ、私はビール嫌いだし、やっぱりシャンパンね。ドンペリプラチナにするわ。」
エレア:「さっきドンペリ下げたばっかりですよ?」
敦子:「安いお酒はきらいなのよ。」
エレア:「安いって…。」
敦子:「ドンペリゴールドの上がプラチナ。
もう値段は気にしなくていいわ。というより、私の席で値段の話しないで。覚めるから。」
エレア:「わかりました。すみません。」
(閉店間際)
ボーイ:「エレアさん、ラッソンです。
なに入れますか?」
エレア:「なにって言われても。」
敦子:「そっか、いつも22時までしかいないなら、ラッソンで何歌うかもわからないわけね。」
エレア:「はい。すいません。
なにか敦子サンの希望ありますか?」
敦子:「いつも何聞くの?」
エレア:「Acid Black Cherryが多いです。」
敦子:「そうね、acidなら色っぽいのもあるし、ラブソングではないけど許してあげる。
BlackCherryか黒猫は歌える?」
エレア:「はい、どっちも。」
敦子:「じゃあBlackCherryで。
思い切り色っぽく歌ってちょうだい。」
(ラッソン後)
敦子:「歌も上手いのね。それに歌うと声が少しハスキーでいいわ。
あとは、今後のためにラッソンの勉強しといてちょーだい。
じゃ、帰るわ。」
エレア:「お客様おかえりでーす!」
一同:「ありがとうございました!」
(ビルの下)
敦子:「今日は楽しかったわ。ありがと。
被っちゃったお客様の席にあんまり行けなかったから、ちゃんとフォローしておくのよ。」
エレア:「はい、ありがとうございます。」
敦子:「じゃあ、これ。
10万入ってるから、タクシー代。
残りはもう少し服を買いなさい。」
エレア:「そんな高額!」
敦子:「私の前でお金の話しないでって言ったでしょ。」
エレア:「すいません。じゃあ有難く頂きます。」
(敦子タクシーで去る)
エレア:「今日の売上だけで、すげー金額だよな。こないだのもあるし。
俺、つくもに追いつけるんじゃね?!
っしゃーやるぞ!
んで、できるだけ金貯めて…このまま行けば車も買えるかも!」
エレア:「っていけねー。
今日いつもより遅いんだった。
早く帰らねーと、かおが。
明日は休みだし、どっか連れてってやりてーな。
えっと
《エレア:遅くなってごめん。
今から帰るからな。》と。
うし!帰るぞ!」
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