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第37場 blue moon
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【第37場 blue moon】
店員:「九十九さん!おはようございます!
今日は早いですね?」
つくも:「うんまぁ、ちょっと。
エレアいる?」
店員:「エレアさんなら、掃除終わってるんで、バックヤードにいます。
つくも:「エレアさん、ね。出世したな。」
(バックヤード)
つくも:「Hi 」
エレア:「つくも?早くね?同伴前?」
つくも:「んー、ちょっとエレアに話があって。」
エレア:「なんだ?いきなり。話なら学校でいーじゃん。」
つくも:「誰かさんが補習終わったあとすぐ店来てて、部活にも来ねーから。」
エレア:「あ、わりー。文化祭の絵はちゃんと9月までには仕上げるから。」
つくも:「中途半端なら辞めたら?漫研も、店も。」
エレア:「なんだよ、それ。」
つくも:「7月の売上5位だったらしいじゃん。んで、給料30万。もーいんじゃね?」
エレア:「いや、できるだけ稼ぎてーから。
でも、つくもはすげーよな。総売上1200万だろ?1000万以上は40%バックだし。」
つくも:「当たり前。でも、なに?
羨ましいって指くわえて眺めてるだけ?」
エレア:「なんだよ。その棘のある言い方。」
つくも:「中途半端じゃないなら、意気込み見せてよ。」
エレア:「意気込み?」
つくも:「俺と勝負しない?どっちが売上上げれるか。営業方法は自由で。」
エレア:「なんでいきなり。」
つくも:「最近、エレアさんなんて呼ばれてて気に入らないから。勝負しようぜ。それとも尻尾まいて逃げる?」
エレア:「…いいぜ。やる。今月か?」
つくも:「今月は俺のバースデーイベントあるから、俺が勝って当たり前。」
エレア:「は?お前の誕生日って4月じゃなかった?」
つくも:「それはプライベートね。店では、ボーナスもらった会社員の細客と、ボーナス時に稼いだ風俗嬢から貢いでもらうために8月。」
エレア:「えぐいな。」
つくも:「そんな甘いこと言ってたら、絶対俺に勝てないよ?やるなら9月。どうする?」
エレア:「やるっつってんだろ。」
つくも:「じゃあ負けた方が勝った方の言う事何でも聞くね。」
エレア:「そんなことでいいのか?」
つくも:「そんなこと?
俺が大学生の子羊ちゃん食べたいって言っても反対できないけどいい?」
エレア:「なんで、そこにかおが出てくんだよ。かおは関係ねーだろ。」
つくも:「負けなきゃいいだけの話じゃん。やっぱり勝てる気しない?」
エレア:「わかったよ!ぜってー負けねーからな!」
つくも「OK。じゃ、8月はくれぐれも準備頑張ってなー。」
(つくも去る)
エレア:「かおに手出させてたまるかよ。
ぜってー負けねーかんな!」
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