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第48場 歌舞伎町のキャバクラ
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【第48場 歌舞伎町のキャバクラ、ピクシー】
ボーイ:「これは!津田様!佐藤様!
いらっしゃいませ。」
あかざえもん:「あー、今日卓別にしてくれ。
んで、こいつの分は俺が払うから、エリちゃんと好きなもん飲ましてやってくれ。」
ボーイ:「かしこまりました。では、佐藤様こちらへどうぞ。」
店長:「津田様、いらっしゃいませ。
今日はいかがいたしますか?
新人も入っておりますが…。」
あかざえもん:「あー、リナとカナ呼んでくれ。」
店長:「まだご指名はお決まりではないですか?」
あかざえもん:「おー、わりーな、いつもワガママ言って。指名して通うつーのは、他のカワイコちゃんが可哀想だからな。カワイコちゃん全員指名だ。
今日の分は、リナとカナで。」
店長:「かしこまりました。
では、そのように。VIPにご案内します。」
(5分後)
リナ:「こんばんは、カナです。
ご指名ありがとうございます。」
カナ:「こんばんは、リナです。
ご指名ありがとうございます。」
あかざえもん:「おー。久しぶりだな。って、名前逆だろ。」
リナ:「えー?なんのこと?社長、全然来てくれないんだもん。」
カナ:「んー?なんのこと?ホントホント。どこで浮気してるのー?」
あかざえもん:「あー、その双子の顔で、2人で責めるのは勘弁だ。
新しいボトル入れていいから、双子のタッグはそこまでにしてくれ。
で、名前と顔で遊ぶのは終わりだ。」
リナ:「ちぇっ。つまんないのー。」
カナ:「ホント。リナとカナが同じ髪型してても気づくの社長くらいだよね。」
あかざえもん:「当たり前だろ。
カワイコちゃんは全員別に見えるぞ。」
リナ:「さっすが女好きの社長。」
カナ:「あれ?社長は男の子でもいーんじゃなかったっけ?」
あかざえもん:「おー。カワイコちゃんなら大歓迎だぜ。ま、掘られるのは勘弁だけどな。」
リナ:「女好きの男好き♡」
あかざえもん:「男好きはお前らだろーが。
どーせまだホスト行ってんだろ?
たしかdreamグループの、なんとかって奴を取り合ってただろ?」
カナ:「社長、一応うちら接客業だから、仕事中にホストの話しないよ?」
あかざえもん:「いーじゃねーか、別に。
カワイコちゃんたちが取り合う男ってなりゃー勉強になるだろ(笑)」
リナ:「でも…」
あかざえもん:「なんだよ、今さら。
こないだはリョーマくーん♡って酔ぱら
って話してただろ?
普通のキャバクラは飽きたんだ。
そーゆー話聞かせろ。
まだリョーマ君を取り合ってんのか?」
カナ:「社長には敵わないなぁ。
でもリョーマは、ハズレだよ。」
リナ:「そー!あいつ!うちら両方に枕しようとして、最低!しかもうちらの見分けつかないし。ないない。」
あかざえもん:「カワイコちゃんの区別つかねーなら、ホストは失格だな。」
カナ:「でしょ?今は違うんだ。」
あかざえもん:「おー、もう新しい男か。」
リナ:「男って言わないでよ。ホストはホスト。疑似恋愛はいいけど、リアルはいらなーい。」
あかざえもん:「んでも、新しい担当出来たんだろ?また取り合いか?」
カナ:「それが、今回は違うの。
先月初回で行った店で、超売れてる2人がいて、それぞれ別の担当作ったの。」
あかざえもん:「へー、今の時代そんな景気のいい店なんて限られてるだろ?
dreamグループじゃねーなら、moonグループか?」
リナ:「なんで社長がホスト知ってるのよ…。」
あかざえもん:「俺は金になる話には敏感なんだ。その超売れてる2人ってのが面白そうだな。」
カナ:「カナはNo.1の九十九って子。日本人の血が1/4しか入ってない外国人みたいな子。
プラチナブロンドで、オッドアイ!
最高かっこいい!」
リナ:「リナはNo.2のエレアって子。入った月にNo.5、翌月No.2で生ける伝説って言われてるんだからぁ!」
あかざえもん:「ほー。だいぶ入れあげてるみてーだな。」
リナ&カナ:「とーぜん!」
あかざえもん:「なんだ?いきなり息ぴったりで。なんか面白い話か?」
カナ:「噂なんだけど、今月、九十九とエレアで売上勝負するんだって!」
あかざえもん:「へー、面白そーじゃねーか。」
リナ:「あれ?社長興味あるの?」
あかざえもん:「金になる話には敏感ったろ。これでも俺もいろいろサイドビジネス手出してるからな。
で、その勝負ってのはどっちが優勢なんだ?」
カナ:「とーぜん、九十九!」
リナ:「違うよ、エレアだよ。九十九は先月バーイベやったから、苦しいじゃん。」
カナ:「そんなことで九十九は負けないもん!」
リナ:「でも!」
あかざえもん:「あーわかった。わかった。
水商売長いお前らがそう言うなら、相当な手練だな。俺も見てみてーな。
moonグループって男も入れたんだっけか?」
カナ:「社長!行く気?」
リナ:「ホストクラブだよ?」
あかざえもん:「ばーか。ホストクラブに行ったことは何回でもあるぞ。男同士の話がしてーときとか、わざと女の困った顔見るためとかな。」
カナ:「さすが社長、うちらの想像のはるか上を行くわ。」
リナ:「で、社長行くの?」
あかざえもん:「男同士シノギを削ってるってんなら、見なきゃ損だろ。
で、moonグループのなんて店だ?」
カナ:「blue moonだよ。」
あかざえもん:「よし、じゃあ善は急げで、今から行くかな。」
リナ&カナ:「本気?!入れないかもよ?」
あかざえもん:「それは、ま、なんとかなるだろ。あぁ、その前にここで金使っとかねーと、お前らに情報提供料にならねーな。
ピンドンでいーだろ。」
リナ:「ありがとー!社長!
よし、景気づけに飲もー!」
カナ:「おー!」
(それから1時間ほどあかざえもんはピクシーで飲み、編集長の佐藤を残し、歌舞伎町の奥へと向かった)
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