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その日以来、
彼とは顔を合わせていない。
合わせにくい。
友人から色々と情報を貰っていた。
それでやっと分かった。
彼の気持ちはもう僕のところにはない。
ずっと流さなかった涙が溢れ出る。
担任、
クラスの皆、
友人達に心配された。
今にでも考えることをやめたかった。
だけど、
自分の思考を止めることはできない。
ずっと泣いていると、
友人が僕を屋上に連れ出した。
「そんなにも、好きで苦しいんだったら
もう我慢なんてしなくていいと思うよ。
あんなクズの為にお前が自分を偽る必要はねぇよ」
僕は声を出して泣いた。
それをどこからか彼が見ていたことには、
気がつかなかった…。
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