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学校に行くと、
彼が僕の教室の前で待ち伏せしていた。
無視ができない場所にいる。
彼は分かっててやっているだろう。
通り過ぎようとすると、
彼に声をかけられた。
「ねえ、どういうつもりなの?」
どういうつもりもなかった。
送ったメールが全てだ。
返事をしないでいると、
屋上に連れていかれた。
あまり人の来ない屋上は、
話す場所にはピッタリだ。
「で、もう1度聞くけど…この大量の
別れようメールは
どういうつもりなの?」
肩を壁に押される。
強い痛みを感じた。
僕は本心を伝える。
「…限界だった。
君の言葉が信じられなかった。
君が僕に愛してると言う度に
不安になった。
だってそれは嘘つきの言葉だから…っ」
泣きたくもないのに涙が出てきた。
早く僕を君から解放して欲しい。
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