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俯く僕を背に、
彼は去ってしまった。
これでやっと苦しい思いをしなくて済む。
スッキリするはずなのに、
逆に僕の心は痛くなるばかり。
何を間違えたんだろう。
どこで間違ってしまったんだろう。
溢れてくる涙を止めることができなかった。
目を腫らして教室にも行けず、
僕は保健室に向かった。
保険医が僕の腫れてる目を見て、
濡れタオルを渡してくれた。
「冷やせば少しはマシになるかと」
「ありがとうございます…」
僕はベッドに横になって目を冷やす。
眠れずにもいる僕に、
保険医は話しかけてきた。
「…どうかしたの?」
いつもの優しい声が僕に安心をくれる。
僕はまた涙を流しながら話した。
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