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〜椿〜
「えっ…」
桔梗が困惑している。
だけど離れたくなくてぎゅっと抱きしめた。
「俺は桔梗が好きだ。
あいつのことを想っていてもいい。
今はまだ忘れられないかもだけど、
俺は桔梗のそばにいたい」
顔を首筋にすり寄せると桔梗が笑った息が聞こえた。
「代わりってなぁに?
彼は彼で椿は椿でしょ
代わりっていう言い方嫌だなぁ」
桔梗は優しくそう言う。
「君の気持ちにはまだ追いついていないかもだけど…椿のそばは落ち着くから」
桔梗は空いている手で俺の頭を撫でる。
「頑張る…大好き…愛してる」
俺は桔梗の耳元で囁くように言う。
桔梗の心拍数が上がり、
耳まで真っ赤になっていたのを可愛いと思ってしまった。
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