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結局父さんが全部決めた。
僕も兄さんもただ椅子に座っていただけだ。
「では後日お届けします」
「頼みます」
何故オーダーメイドなんだろう…。
父さんは僕を着飾りたかったのだろうか。
「父さん、
ありがとう…」
「いや、
今はこれくらいしか出来んからな」
お店からの帰り僕は助手席に乗った。
兄さんは何故か不機嫌だった。
途中で父さんは車を止めて寄り道をした。
「父さん何買いに来たの?」
「ああ、
お前とうるさいそこの奴のな」
顔には出ていないけれど、
父さんは楽しそうに見えた。
「楽しんでるな父さん」
「うん」
僕と兄さんは父さんを後ろから見ていた。
兄さんも僕と同じことを思っていたようだった。
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