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夢の中に出てくる人は、
僕にいつも言ってくる。
「思い出さないで、
君には幸せでいて欲しい」
そう言うその人の表情は見えないけど、
儚げで寂しそうに見えた。
それが本音ではないかのように、
僕に伝えてくる。
気づいて欲しいと訴えているようにも聞こえた。
「僕は、
君を思い出したらいいの?」
聞いてもやはり答えは返ってこない。
「僕を…っどうしたいの!!」
何故か涙が流れてきた。
「消えろ…っ消えてくれっ」
僕は泣き叫びながらその場に蹲った。
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