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〜椿〜
クロくんは答えてくれた。
公園にいると言うと、
少し遅れて来るそうだ。
「変えるのはいつも、
新しい人ばかり」
ぼーっと空を眺めていると、
「あの!」
「…クロくんさん?」
「あ、
はい。
クロくんです」
クロくんに俺の隣に座ってもらう。
「急にごめんな。
呼び出して」
「いや、
それより夏鈴に何かあった…んですか?」
「敬語じゃなくていいよ、
俺もそれの方が楽だ」
「良かった。
改めましてクロだ」
「俺は椿。
早速本題なんだが、
夏鈴に会って欲しい」
本当はそばにいて欲しいと言いたいが、
それまだ難しいだろう。
「夏鈴に何が?」
「あいつから過去のことは聞いたか?」
「あ、
あぁ、
この前会った時に」
「…俺は夏鈴が高校の頃付き合ってた奴と今付き合ってんだ」
こいつにはまだチャンスがある。
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