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番外編:エイプリルフール〜嘘をつくのもつかれるのももうこりごりだ〜
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寝室に入ってそのままベッドにダイブ。
はぁ、
とため息が出る。
女の子って誰だろう。
学校の友人かな。
でも学校ではいつも僕と一緒にいるし…。
グルグル考えていると次第に頭が痛くなってきた。
「…一旦、
忘れよう」
そう言って僕は目を閉じた。
〜リビングにて〜
「ねえ、
本当にこれでいいのかな?」
「クロからのお願いだろ?
まあ、
いいんじゃね?」
「でも、
また夏鈴が自傷行為し始めたら…」
「…あいつはそこまで考えてやってんのか?」
桔梗は不安そうに夏鈴が入っていった寝室を見つめる。
「嘘をつくのってこんなにも心が痛いんだね」
「だな…。
桔梗」
「ん?な……っん!」
椿は桔梗を呼んで近寄ってきたところを狙いキスをした。
それは軽いヤツじゃなく、
深くて声が息が漏れそうになる。
「ちょっ…と!
椿っ!!」
ここ他人の家!!
と桔梗は椿を止める。
「お前が心を痛める必要はねぇよ。
やることはやった、
後はクロ次第だ」
「うん…そうだね」
2人は家から出て行った。
「ん…、
あ、
寝てた…?」
夏鈴が目を覚ませば既に外は暗くなっていた。
部屋の明かりはもちろんついてない。
2人は帰ったのかと何処かホッとした。
しかしまだクロは帰ってきていなかった。
昼間、
桔梗から言われたことが気になる。
「ただいまー」
玄関の方からクロの声。
夏鈴は急いで玄関に向かった。
「おかえり、
クロ」
「ただいま、
夏鈴」
そういうクロは家に上がってこようとしない。
なん…で?
夏鈴の中の不安がどんどん大きくなっていく。
「夏鈴、
あのさ…」
クロの口が、
わの形を作った時僕の目の前は真っ黒になった。
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