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「…蒼空?」
少し話をして、いつものようにもう寝ようということになって、しばらく経った頃。
隣で寝ていた蒼空が起き上がった。
「…ごめん、起こした?」
「いや、まだ寝ていない」
「…そっか」
蒼空がこの後どうするつもりなのかは分かっている。
元々の確信に加え、先程本人が認めたからだ。
だからこそ、俺は声をかけた。
「…寝てて、いいよ」
「っ、待て」
俺も起き上がり、立ち上がろうとした蒼空の手を掴む。
「その…俺…。」
迷いはあった。
けれど。
「俺を、もう一度、抱いてほしい…」
「え?」
「…蒼空の期待に応えられるかは、正直、分からないが…その」
二回目が無理だと分かったあの夜から、既に半年が経過している。
「一度、挑戦、というか…その」
今なら、大丈夫かもしれない。
「…飛鳥」
一度ぎゅっと俺を抱き締め、唇を重ね合わせながらそのまま二人で布団へと倒れ込んだ。
Fin.
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