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いじめ-4
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どのくらい時間が経ったのか。
縛られていて携帯が使えず時間がわからない。
「…うっぐ……。」
いつの間にか寝てしまっていた。
僕はゆっくりと体を起こす。
小さな窓から光が差し込んでいた。
太陽が高く、今は昼頃だと僕は予想した。
「…も、ここ…や、、、」
苦しくて怖くて声を出す気力もだんだん薄れてくる。
何度もドアを叩いたが気づく人はいない。
自分の腕が痣になるだけだった。
「っ…あ……っふ…。」
もう4時間くらい閉じ込められているだろうか。
お腹の下の方がきゅーっとして、自然と声がもれる。
暗い、狭いの恐怖よりも尿意の方に注意が向き始める。
「あっ…おしっ、、、と、トイレ…。」
僕はまたドアを叩く。
ここで漏らすなんてこと絶対にしたくない。
「だ、れか…誰か……お願い…助けて。」
呼びかけて誰かが来るわけでもなく。
声は響いて虚しく消えた。
少し動くだけでも膀胱が破裂しそうだ。
「…っ、ぁ、、、うっ、、、はぁはぁ…や、だ……んっ。」
両手で出ないように押さえる。
我慢するのがやっとだ。
だんだんお腹が痛くなってくる。
「…う、、、か、考えちゃ…だめ……まだ大丈夫、大丈夫…っう…んんっ…。」
我慢するのが苦しくて生理的な涙が頬を伝って床に落ちる。
と、その時。
ドアの外で数人の声が聞こえた。
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