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それぞれの思い …2
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馬車で20分ほど揺られて王宮に到着し、アルフレッドに案内されて入った薔薇園は、思っていたよりは殺風景だった。
「花が少ないだろう?ここはまだ、完成していないんだ」
アルフレッドのその説明に、ルシエルは胸がドキリと跳ねた。
完成していないからこそ、今後ここに主人公マリーが手伝いに入るのだろう。
(そして、ここでアルフレッドと……)
そんな事を考えていたルシエルの顎を、アルフレッドがクイっと上向けた。
「え?……っ!んん」
アルフレッドが、ルシエルに口付ける。
何度か唇をついばんだ後、ゆっくりと顔を離した。
「薔薇を見るのは……もういいだろう?」
そう言って、ルシエルを見たアルフレッドの顔は、なんだか拗ねたようなものだった。
(まさか、薔薇にヤキモチ?)
そう考えたルシエルは、思わず顔が綻んだ。
ギュッとアルフレッドの背中に手を回す。
「……ちょっと、そんな事されたら……っ。もう、離れに行くぞ」
「えっ!わわっ!」
腕をグイと引かれて、ルシエルは離れへと引っ張って行かれた。
離れの小屋に入るとすぐ、ルシエルはお姫様抱っこをされて奥の寝室へと運ばれた。
ベッドへと寝かされるとすぐに、アルフレッドが上にのしかかる。
「ルゥが、足りない」
そう言って、ルシエルの首筋に顔を埋めた。
「ひゃっ!あ!……で、でも、先週末も……っっ!」
ルシエルがこの離れの小屋に来たのは二度目である。
先週末、初めてここに連れてこられて、夏休み以来となる逢瀬を味わった。
「そんなの……毎日でも、足りないのに」
「えっ、毎日⁈……っ!」
ルシエルにキスをしながら、アルフレッドは器用に服を脱がせて行く。
こういう手慣れた行為をされる度に、ルシエルは過去の女達への嫉妬心がムクムクと湧き上がって、逆に目の前の行為に夢中になるのだった。
知識だけなら、前世で得たものが豊富にある。
まぁ、実践するまでに至った事はないが。
「ふ、ぁあ……あっ!」
あっという間にお互い上半身裸になった状態で、アルフレッドはルシエルの胸の突起を口に含んだ。
優しく舌で転がした後にチュッと吸い付けば、ルシエルが気持ちよさそうな声で鳴く。
「可愛い……」
アルフレッドがそう呟いて、もう一つの突起を指で転がす。
「ああ、ん!」
可愛いと言われて恥ずかしいが、ルシエルはそれに対して何も言えなかった。
アルフレッドに触られる胸は、飾りなんかじゃなく立派な性感帯で、触れられれば思わず声が出てしまうのだ。
(僕って、こんなに感じやすかったの?)
アルフレッドに触れられる度に、ルシエルは自分の事ながら新しい発見があって驚かされる。
どんどんと身体を開発される、そんな行為に、ルシエルは溺れそうになる。
しかし、やられっぱなしも癪だった。
「ふ、ぅっ!……んんっ!」
アルフレッドの股間に手を伸ばし、服の上からソコを上下に擦った。
すでに大きくなりかけていたそこは、ルシエルの手にピクリと反応して、すぐに硬くなる。
「……ルゥ」
切ない顔を見せたアルフレッドが、下履きの前を寛げると、張り詰めたペニスがルシエルの手に触れた。
ルシエルは迷わずそれを握って、ユルユルと上下に手を動かす。
鈴口の部分をクルクルとなぞり、先走り液を潤滑油の様にしてカリの部分をなでた。
アルフレッドの竿がビクリと震えて、さらに透明な液が先端から溢れる。
「っっ!……ルゥ、ホントに経験、した事ないのか?」
「ん、んっ!……ない、あぁっ!」
アルフレッドが、ルシエルのペニスを取り出して、仕返しとばかりにそれを扱き始めた。
「ホントに?」
「ホン、とっ!……ん、あっ!」
アルフレッドに翻弄されながらも、ルシエルの手は止まらない。
「上手すぎ……だろ……っ」
「ほんと?……あっ……ん……きもちい?」
「あぁ、……何度でも、イけそう、だ」
そう言って手の動きを早くしたアルフレッドに、ルシエルはハッとなった。
今までの流れだと、このまま昇り詰めて、一ラウンド目が終わる。
前回も初めての時もそうだったのだが、ルシエルはそれでは少し寂しく感じていた。
もっと触れたい。もっと触れられていたい。
そう思って、アルフレッドの腕をぎゅっと掴んだ。
「ま、待って、ぇ」
「ん?……どうした?」
アルフレッドが、不満げな顔をルシエルに向ける。
「え、と。……服、全部、脱ぎたい」
ルシエルが小さな声でそう囁くと、アルフレッドが恥ずかしそうに笑った。
「そう、か。……そうだな。急いで済まない」
そう言って、前を寛げていただけの下履きと下着を取り払った。
ルシエルが全て脱ぐのも手伝い、全裸になった二人は抱き合って唇を寄せた。
お互いの身体にに挟まれた、二人の熱棒が擦れる。
キスをしながら、ルシエルは考えた。
(フェラ……してみたいな)
そう思ったルシエルは、思い切って口を開いた。
「上、乗りたい……」
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