アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
突然の辞令 …3
-
「嫌なわけ無いです!……いえっ、あの、その、家族にはもう外泊の許可を貰っていると言いますか……」
母の言葉を思い出したルシエルは、こうなる事を見越されていた事が無性に恥ずかしくなり俯いた。
「!!……っ、はは。ルシエルの家族は……良いな」
それまで厳しい顔をしていたアルフレッドが、フワリと笑った。
「じゃ、早速行こう」
「で、でも、良いのですか?今日は自室で身体を休めた方が……」
「じゃあ、ルシエルに癒してもらおうか」
そう言ってルシエルの手を取ったアルフレッドは、レオンをその場に残して、半ば掛けるようにして離れへと向かった。
「……っ、ん、ん」
「っ、はぁ……ル、ゥ」
「ん、ぁ!ある……んん、ぅ」
寝室に入った途端、二人は絡み合うようにしてベッドに倒れ込んだ。
長い時間、ただお互いの身体を貪るようにして抱きしめ、触れ合い、唇を這わせる。
「ルゥの肌は、滑らかで、気持ちが良い。……は、ぁ……これに長い間触れられないと思うと、辛い」
「あ、アル……っ、や、ン!」
「触れると色付くココも……感じて濡れるココも……」
アルフレッドが、吐息を漏らしながらルシエルの身体に指を這わせる。
「あっ!……んんっ!」
「全てが、愛おしい。全て、僕の……」
今度は唇を押し付け、それから舌でなぞる。
ぷくりと膨れた乳首を絡め取るように舌を這わせてから、徐々に身体の中心へと移動した。
そしてその舌が、ルシエルの中心を捉えた。
そこにあるルシエルのモノの形を覚えるかのように、丁寧に隅々まで舌を這わせる。
「あ、あ……っ!ああ、ん」
「その可愛い声も……もっと、聞かせて?」
「やっ!恥ずかし……んんぅ!あっ!」
「でも、他の奴には聞かせたくない。……他の誰にも、渡したくない」
突然、アルフレッドがその動きを止めた。
どうしたのだろう?と、ルシエルはアルフレッドの顔を見る。
「僕がいない間、他の誰かに奪われないで……」
「え?」
それはとても小さな声だった。
けれど、ルシエルの耳と心にちゃんと届いた。
アルフレッドは身体を起こして、愛おしそうにルシエルのペニスを握る。
「んっ」
「一緒に、いこ?」
一瞬、ルシエルはその言葉を『一緒にインディール国へ行こう』と言う誘いなのかと考えた。
しかし直ぐに『一緒にイく』という意味なのだと思い直した。
どちらにせよ、その言葉はなぜかルシエルの目に涙を浮かべさせた。
「う、うん。一緒、に」
そう言ったルシエルは、アルフレッドのモノに自分のモノを擦り付けるようにして腰を動かし、そしてその二つを一緒に手で包んだ。
「ルゥ……」
その行為にアルフレッドは一瞬驚いた様子を見せたが、すぐにルシエルの意を得たのか、ルシエルの手の上から二つの熱棒を握った。
二人で一緒に、ゆるゆるとそれを扱く。
どちらのものか分からない先走りの液が、お互いを濡らしてクチュクチュと音を立てる。
「あっ、あっ」
ヌルヌルと裏スジが相手のカリや筋と擦れて、想像以上の快感を呼んだ。
初めての兜合わせに、お互いあり得ないほどの興奮を感じていた。
「あ、アル、ぅ!」
「っ、……ルゥ!」
アルフレッドが、手の動きを早めながら、ルシエルにキスを落とす。
「やっあ!……も、イきそ、ぉっ」
「ん。……僕も、っ」
一層激しくクチュクチュと音が立つ。
お互いの先走りが合わさるその音に、ルシエルは感じてしまった。
一人では得られない感覚と快感。
「アルっ……いっしょ、一緒にぃ」
「んっ!ルぅ!……っ!」
激しく手を動かしながら、アルフレッドがルシエルの唇を激しく求めた。
「んんん!!」
「っぅ!!」
お互いの舌が触れた瞬間、同時に二人の熱棒が痙攣した。
その震えが更に相手に快感を与える。
「は!あ、アア!」
「っ、っぁ!」
ピュ、ピュと、二人の白濁がルシエルの胸に跳ぶ。
舌先を触れ合わせながら達した二人は、体の痙攣が治ると同時に、激しく唇を貪りあった。
息を荒げながら、獣のようにお互いを求め合う。
抱き合う事でお互いの胸の間で白濁が塗り広げられたが、それに構う事なく抱きしめ合った。
しばらくそうして求め合い、どちらからともなく息を整えるために唇を離すと、アルフレッドがルシエルの首元に顔を埋めた。
息が整うと、アルフレッドが突然ポツリと呟いた。
「父が……」
「?」
アルフレッドが、一層強くルシエルを抱きしめる。
「父が、ミシェルさんとの婚約を、完全に解消させた」
「え?」
唐突に何の事だろうかと、ルシエルは蕩けた頭で考えた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
80 / 166