アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
イーサンの手の内 …1
-
※注意
この章には、無理矢理的な性表現が含まれます。
苦手な方はご注意ください。
この章を飛ばして次の章から読んでいただいでも構いません。
-ーーーーーーーーーーーーー
「……っ」
ふと、イーサンに抱きしめられている事が居た堪れない気持ちになってきたルシエルが身体を捩ると、なぜか全身に甘い痺れが走った。
(えっ?これ、なにっ?カラダが……変っっ)
徐々に熱く火照ってくる身体は、イーサンと触れているところをヤケに意識してしまう。
「どうした?……ルシエル?顔が真っ赤だ」
イーサンがそう言ってルシエルのおでこに手を当てた。
「っ!」
そんな触れ合いすら、甘い疼きを呼んだ。
「すごい熱だ。……部屋を準備させよう」
"熱"と聞いて、身体が怠い感じがするのはそのせいか、とルシエルはぼんやりした頭で考えた。
しかし『部屋』という言葉を聞いて、今朝何度も聞かされたミシェルの言葉を思い出す。
(イーサンと二人きりは……ダメ)
「だ、大丈夫……で、すっ」
「大丈夫な訳、あるか」
そう言ってイーサンがルシエルを抱き上げた。
いわゆる、お姫様抱っこである。
大丈夫と言いながら、大人しく抱き上げられたルシエルに、イーサンは思わずニヤリと口角を上げた。
「医者を呼ぶから。無理するな」
そう言ってイーサンが歩き出す。
「〜っ、っ」
ルシエルはイーサンに抵抗しなかったのではない。
それ以前に、自分の身体がそれどころではなかったのだ。
心臓がドキドキと脈を打ち、火照る身体は何かを求める。無意識に、目はイーサンの唇へと行った。
(キス……アルフレッド様との最後のキスは、いつだったかな……キス、したいな。……イーサン様なら、キスしてくれ……って!違う!何考えてんだ!)
心とは裏腹に、身体が何故か目の前のイーサンを求める。
それに思考が引きずられそうになるのを、ルシエルは目を瞑って必死に抑えていた。
どうしよう、と思っているうちに、イーサンはとある一室へとルシエルを運び込んだ。
背中がフワリと柔らかいものに触れて、ベッドに降ろされたことを感じたルシエルは、それまでギュッと閉じていた目を開いた。
「すぐ、医者が来る。……水でも飲むか?」
イーサンが心配そうな顔をしてルシエルを覗き込んだ。
「い、いらない、です。……はぁ。……あ……っ」
身体の熱さを逃すように息を吐くと、何故か甘い声が漏れてしまい、ルシエルは焦った。
「熱そうだな?上着を脱ごう」
そう言ったイーサンが、ルシエルの上半身を起こして上着を脱がせた。
「や!……あんっ」
上着を脱がす時に、胸の上をイーサンの手が滑っていった。
突起をかすめられただけなのにそこで快感を得てしまったルシエルは、混乱した。
「どうした?……辛いか?」
「申し訳、ありませんっ。なんか、身体が、変……でっ」
ルシエルの上着を脱がせたイーサンは、そのままルシエルの肩を抱き寄せた。
イーサンの身体からほのかに香る甘い匂いに、ルシエルは興奮を覚える。
「どうした?寒いか?……乳首が、立ってる」
「え?……ぃ、やぁ!……んっ」
イーサンが指の背で、シャツの上からルシエルの乳首を撫でた。
一撫でされただけなのに全身に快感が広がり、ルシエルは堪らず嬌声を漏らした。
下腹部に電流が走ったような気がして、ルシエルは思わず膝を擦り付ける。
その膝にイーサンの手が乗って、ルシエルはさらにピクピクと腰を震わせた。
「ルシエル?どうした?……なぜ、ここをこんな風にしているんだ?」
後半、甘い声で、イーサンがそう囁いた。
膝に置かれた手が、スルリと内腿をなぞって足の付け根まで来る。
「ん!だ、め!イーサ……っ、〜〜っ!」
ルシエルが止める前に、イーサンの手はルシエルの股間を撫で上げた。
触れられた中心はいつの間にか勃ち上がっており、更なる快感を求めてヒクついているのがルシエル自身分かった。
「イーサン、さ、まっ。や、やめて、くださ……っ」
ルシエルは手から逃れるように、必死で身体を捩る。
しかし、思ったように力が入らない。
イーサンは、ルシエルに分からないようにクッと笑った。
ルシエルは思った以上に媚薬が効いている。
このまま、自分の身体を覚えさせて、性に溺れさせてやろうと考えた。
「辛いか?……辛いなら、楽にしてやろうか?」
イーサンが甘く悪魔の言葉を囁く。
そして、ズボンの中へと手を入れた。
「あ!!!」
イーサンの手が、生身のルシエルの昂りを掴んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
104 / 166