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媚薬の効果 …4
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ルシエルの言葉に、アルフレッドは一瞬固まった。
いれて、とは何のことだ?という考えがまず浮かんだ。
その次に浮かんだのは、最近知った男同士の性行為の方法だった。
「やり方……教えるから、挿れて……欲しいの」
目に涙をためて、上目遣いで懇願するルシエルに、アルフレッドは心臓を撃ち抜かれた気がした。
ルシエルがなぜその行為を知っていたのかとか、なぜ方法を知っているような口を聞くのかとか、それらの疑問より何より、目の前のルシエルが可愛すぎて仕方がなかった。
「ルゥ……良いのか?」
「え?」
「その願い……ルゥが途中で止めたいと言っても、止められないぞ?」
インディール国で手に入れた性教育の本を読んでからというもの、アルフレッドはルシエルと繋がりたくて仕方がなかった。
しかし、簡単に"やらせて"と頼めることではない。
受けの体への負担は未知だからだ。
アルフレッドは、どんな理由にしろ今ルシエルがそれを自ら懇願しているという事実に、興奮した。
「うん。やめないで。最後まで……シて?」
それまで燻らせていた怒りの感情が消えるほど、アルフレッドはルシエルの言葉に衝撃を受けた。
そして、ルシエルへの愛情でいっぱいになる。
「可愛い。ルゥ……辛かったら、言うんだよ?良いね?」
「ん……」
そうして、見つめ合いながらゆっくりと唇を合わせた。
すぐに舌先を触れ合わせ、深く繋がるのを求めるかのような口付けを交わす。
絡みつくように抱き合い、愛おしく見つめ合う。
アルフレッドがルシエルを覆っていたバスタオルを剥がす。
そうして胸へと手を這わせた。
「あぁん!!……っ!!」
アルフレッドの手が乳首を掠めると、電気が走ったように感じてしまい、ルシエルは大きく喘いだ。
しかし、その声に自分自身で驚いて、思わず手で口元を隠してしまう。
その手に、アルフレッドがキスを落とす。
「隠さないで……聞かせて?ルゥの声」
その間も、アルフレッドの手の動きは止まらない。
親指が乳頭を掠めるように動く。
「ッ。ん……だって、こ、えっ……いっぱい、出ちゃう、んん!」
ルシエルが、顔を真っ赤にしてそう言った。
「我慢しなくて良いんだよ?素直に感じることも、薬を早く抜くコツだ。……それに、何より、俺がルゥの声を聞きたいしね?」
アルフレッドがルシエルの乳首をキュッとつねった。
「あ、あん!!」
「ほら、声、聞かせて?」
「あ、あ!……やだ!そんなっ!……あ!あ、アルの、エッチ!!」
「っ……可愛すぎる、ルゥが、悪い」
「あんっ、あ!そこ、そんな!……や、も!もお!」
「この胸も……この腰も……首も、腕も、脚も……」
「あっ、あ、あ」
「そして、ココも……」
アルフレッドか、ルシエルの全身に手を這わせて、最後に中心をやんわりと包んだ。
「全て愛おしいよ」
「あぁん!……んんっ」
アルフレッドがルシエルの唇を塞ぐ。
「ルゥとキスするのも、好き」
「っっ!!」
突然『好き』という言葉を言われて、ルシエルは胸がキュンとなった。
そして、怖いくらいに幸せになった。
好きな人が、好きと言ってくれて、自分に触れてくれる。
それはまるで、夢を見ているような心地だった。
ふと、何気なく(夢かもしれない)と、思ったルシエルだったが、その考えが急に怖くなった。
突然襲われた焦燥感に、ルシエルはアルフレッドに縋り付くようにして抱きついた。
目の前のアルフレッドが、夢でないと実感するために。
「アル、アル……もぅ、我慢、出来ない」
そう言って、ルシエルはアルフレッドの服を剥ぎ取るようにして脱がし始めた。
「ルゥ?……っ!!」
服を脱がして裸にすると、ルシエルはアルフレッドの中心へと手を伸ばした。
そして自身の足を折り曲げて、下の穴へ導くように先端をくっ付ける。
「もう、きて?痛くしても良いから、きて?」
甘い甘い悪魔の囁きに、アルフレッドは何かを持っていかれそうになる。
しかし、すんでのところで理性を取り戻して、ルシエルをなだめるように頬を撫でた。
「分かった。……けど、少し待て。準備がいるだろう?」
フニャリと泣きそうな顔になったルシエルにキスを一つ落として、アルフレッドは浴室へ駆け込んだ。
そうしてマッサージ用の香油を手に戻って来た。
「ルゥと繋がるために、勉強した」
手のひらに香油を垂らし、なじませるように指に塗り込む。
「勉強?」
「あっちで……本を読んだ。……コホン。それによると、ココを使う時は、慣らさないと、後で辛い思いをするらしい」
そう言って、アルフレッドはルシエルの膝を曲げさせ、孔へ向かって香油を垂らす。
「ふぁあ!」
「すまない!冷たかったか?」
ルシエルはフルフルと首を振った。
「ううん。か、感じちゃって……あの、早く、お願い」
「っ……分かった。痛かったら、言えよ?」
ルシエルが頷いたのを確認してから、アルフレッドはその蕾へと中指をゆっくりと埋めた。
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