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「おはよう。」
教室に入ると、殺人事件の話で持ちきりだった。
「あ、明坂!またkillersがやったらしいな!お前の家も危ないんじゃねぇの?」
「…そうだな。まぁ俺の家、防犯設備はすごいから不可能なんじゃないかな。」
早紀は苦笑しながら言うと、席についた。
"ていうか、killersってなんなんだよ…。"
早紀は正直、あまり興味が無かった。そんな完全犯罪ができる組織があるのなら入ってみたいものだ。
授業を終えて、バスケ部に向かう。
高校に入学して3年、勉強をしながらの部活は大変なもので英二郎には週3回行くことを認められていた。
「おっす明坂先輩!」
「おう、頑張ってるな」
「先輩、1on1しましょうよ」
部活にいる時だけ素でいられる早紀は、後輩との勝負を喜んで受けた。
「明坂コーポレーション。次はお前だ。明坂英二郎。」
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