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質問
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「おっはよー!凛月!」
「おはよ、佐伯。」
こいつは幼馴染の佐伯 悠(さえき ゆう)。
幼稚園も、小学も、中学も一緒で、ここまでくると家族のようなものだ。
僕には親がいないから、よく佐伯のおばさんおじさんにはお世話になっている。
「まじ、1時限目英語だってよー、範囲広すぎ。あのハゲいきなりテスト範囲広げんだもんっ!」
佐伯が口を膨らませて僕に愚痴ってくる。
「大丈夫大丈夫。今回も僕と佐伯は一緒に補習だから。」
自慢じゃないが、もちろん、僕は勉強してない。
「ははっ!だよな!!」
「ところで凛月?」
「んー」
「バース判定どうだった??義務付けられてるだろ?判定って」
…ドクンっ
「……っ」
キーンコーンカーンコーン
「ほら、お前ら席つけ。」
「うわっ、はげだ!!あとでな!凛月!」
……………生きた心地がしない。
………忘れてた。
…オメガな自分を…。
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