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やだ。
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はぁあ……………今日は特に。特に最悪な日。
「凛月〜早く着替えろよ!」
「……………うるさぃ…っ」
マラソン大会があるから。
高校になってもマラソン大会あるとかなんなの…。絶対途中で辞めてやる…。
「……着替えるか」
しかも、今日に限って体が熱っぽい。
昨日泣きすぎたんだなきっと。
「………凛月、顔赤いよ?熱あるんじゃない?」
「ん、大丈夫。ちょっと寝不足なだけだから。」
熱があるからだろうか。体がビリビリする。擦れただけで少しくすぐったい。
「……はっ、ん……」
肌ビリビリする。ほんと、マラソンとか……。
「……なんか、凛月香水付けてきた?」
「……え?」
「なーんか、甘ーい匂いする気がするんだよなぁ。」
「いや、つけてないけど?」
「んーー、でもなーなんか、んー。」
においを嗅いでくる佐伯を押し、グラウンドへ向かった。
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